前回は恐れず行動して、失敗しようという話でした。
失敗を重ねることにより、人は成長していきます。
・・・とは言われても、そう簡単に行動に移せる人はそんなにいませんよね。
そこで、まずは小さな一歩から踏み出しましょう。
人とのコミュニケーションの上での小さなステップといえば、まずは挨拶でしょうね。
一口に挨拶といっても、意外と奥は深いものです。
最初に、挨拶の勉強から始めてみましょう。
まず、挨拶の様式を大きく分けると、
1) 身振りをする
2) 言葉をかける
3) 体を接触させる
等がありますね。
1)の身振りですが、これはもともと、宗教的儀礼からきたものが多いようです。
お辞儀や合掌などがそうですね。
お巡りさんや兵隊さんがやる、直立して片手を側頭部付近に上げる敬礼も、イスラム教の儀式からきたそうです。
また、西洋の女性がスカートの裾を少し持ち上げて片方の足を後ろに回し、膝を折るのも、ひざまづく行為から来ているそうです。
あと、これは宗教儀式とは関係ないかも知れませんが、エスキモーは来客をみんなで取り囲んでにこにこと笑いかける挨拶があるそうです。
笑顔については、私たちも大いに見習いたいですね。
前号でも述べましたが、笑いかけるということは、相手を価値ある存在として認めることにつながります。
次に、2)の言葉をかけるについて。
これも、大きく3種類に分けられます。
2−1)「おはよう」「いい天気ですね」など、お互いの共通認識を述べる
2−2)「お元気そうですね」など、相手の健康や仕事ぶりを確認したり、承認したりする。
2−3)「この前はありがとう」「お会いできて光栄です」など、感謝の気持ちを述べる
最初の挨拶から、スムーズに会話に移行できればいいのですが、私を含めた口べたな人は、ここのところが苦手と思います。
「おはようございます」くらいは言えますが、そのあと何といったらいいか分からない。
そうした時に、上に挙げたような順序で話を組み立てていけば、いいかも知れませんね。
例えば、あなたがバカボンパパで、道でレレレのおじさんに会ったとします(←例えが古すぎ!)
「おはようございます」→「今日もきれいにお掃除されていますね」→「いつもありがとうございます。おかげでわたしもこうして気持ちよく仕事に出かけられます。・・・」
といった具合です。
それと会話を続ける上で重要なのは、あらかじめアンテナを張っておいて、話題を仕入れておくことです。
新聞雑誌やテレビでの情報、あるいは身近な人と話した事や自分が体験した事など、色んな情報から、相手に会わせて話を組み立てられるようになればしめたものです。
話が挨拶から離れてしまいました。
最後の3)体を接触させる挨拶について。
これは、日本では少ないので簡単に述べます。
よくあるのが、握手、抱擁、キスなど。
ニュージーランドのマオリ族では鼻と鼻をこすりあわせる、という挨拶もあります。
最も激しい接触の挨拶の例としては、お互いに背後にまわり、鼻を肛門のあたりに持っていってクンクンとニオイを嗅ぐ。
・・・失礼。人間でなく犬の挨拶でした。
以上を踏まえて、実際に人と会う前には、挨拶段階からできるだけ細かくイメージトレーニングをしておきましょう。
事前にしっかりと準備しておけば、自信をもって臨めます。
まずは笑顔でお辞儀をして、それからお天気の話をして、それから会ってくれたお礼を言って、それから背後にまわり、鼻を肛門のあたりに持っていって・・・
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