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2013年12月3日火曜日
続 病院に頼らない身体づくり
前回に引き続き、脳神経外科医、田中佳先生の「病院に頼らない身体作り」という講演の内容をご紹介します。
まずは前回の簡単なおさらいをすると、病気を防ぐためには、新陳代謝を活発にして常に元気な細胞を作りことが重要です。
これにより自然治癒力が高まります。
そして新陳代謝を活発にするためには心、動、腸、食の4点に気をつけましょう、というところまででした。
今回はこれらを一つ一つ説明します。
まず、心ですが、これについてはよく言われているので説明の必要はないでしょう。
ストレスは万病のもとです。
心穏やかに、感謝の気持ちを持って過ごすようにしましょう。
先生は末期ガン患者で何年も元気に暮らしている人を何人も見てきましたが、そういう人は、全員能天気な人か、病気を受け入れてくよくよしない人だったそうです。
次の動は運動で、これもよく言われていますね。
身体を動かすことにより代謝を上げる働きがあります。
次に腸です。
腸を制するものは健康を制する、と言われているそうです。
腸が健康状態にあるかどうかを判定する基準は便。
柔らかくて明るい黄土色であればO.K.
逆に黒くて固く、臭いのはN.G.
下痢は、食中毒や食べ過ぎなど、不要物を緊急排出するものなので、出してスッキリするのであればO.K.
だそうです。
それでは、良い便を出すには、というと
1 発酵食品を取ること
2 繊維質の食材を十分取ること
3 水分を十分取ること
4 ストレスをためないこと(腸の動きが鈍る)
等々です。
最後に食ですが、取るべき栄養素としては、三大栄養素の糖質、たんぱく質、脂肪の他に、ビタミン、ミネラル、繊維質、抗酸化物質の4つが重要です。
このうち、繊維質は上述の通り排便をよくするためです。
抗酸化物質は体内にできた活性酸素を除去するためのものです。
野菜の皮や成長点に多く含まれているので、これらを煮込んで出しをとるといいそうです。
ビタミン、ミネラルは補酵素、つまり酵素の働きを助けるためです。
ちなみに酵素そのものをとる必要はないそうです。
身体が合成してくれるし、酵素をとっても分解されて利用できないからです。
あと、食事については栄養素以外にも、食べる量も重要です。
沢山食べすぎると、それを分解するのにたくさんの消化酵素が必要となります。
酵素は消化のため以外にも、免疫機能や成長、新陳代謝などさまざまな用途の酵素がつくられます。
ですが、一日で作られる酵素の量は決まっており、食べすぎると消化酵素を沢山作らなければならなくなるので、他の働きを持つ酵素が結果的に減ってしまいます。
食事を食べ過ぎることは、肥満以外にもこのような弊害があります。
他にも色々とためになるお話を伺いましたが、また別の機会があればお伝えしたいと思います。
聞いていて、私が実践している健康法と重なっている部分が多く、うれしくなりました。
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