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2013年12月24日火曜日
人の話をよく聞こう
コーチングを始めて、ふと気がつけばもう1年が過ぎました。
この1年間、今までにないくらい多くの人と会ったり、インターネットを通じてお話してきました。
おかげで、初対面の人に対しても、だいぶ物怖じしなくなりました。
色んな方にコーチングも受けてもらいました。
その中でもよくいただく感想が「スッキリした」という言葉です。
ところで、実は相手と話をしてスッキリしてもらうのは、そんなに難しいことではありません。
なぜかというと、多くの人は話すことが好きだからです。
「話をすることと聞くこととどちらが好きか?」という質問をされると、8割くらいの人が話すほうが好きだと答えるそうです。
ということは、逆にいえば喜んで聞いてくれる人は少ないことになります。
とすると、熱心に聞いてくれる人がいれば相手はうれしいし、沢山話せてスッキリするわけです。
産直農家の方などでお客様と仲良くなりたい場合も、これは重要です。
話すよりも、聞く方に意識を集中させましょう。
ちなみに、相手にスッキリしてもらうだけなら簡単ですが、コーチングの本来の目的は課題や目標を達成することなので、「聞く」のレベルも高度に要求されます。
聞くことなんて簡単、と思われるかもしれませんが、実は結構難しいのです。
最も大事なのは相手の話に共感することです。(同じ意見を持つ必要はありませんが)
それから、聞く時には他のことを考えず、意識を集中して聞きます。
話に対して、適度に相づちをうったり、相手の言葉を繰り返して確認したりすることも重要です。
また、相づちも、同じフレーズばかりでなく、反応にバリエーションを持たせるようにします。
自分が何かを喋るために、相手の話を遮ったりするのは論外です。
と、こんな風に偉そうに書いていますが、実はあんまりきちんと話を聞けなくて冷や汗をかいたことは何度もあります。
いくつか事例を紹介すると・・・
私が何かを聞いたら、相手の方がその質問とちょっとずれた話を始め、その話が二転三転して結局何を言いたいのかさっぱり分からなくなってしまいました。
相手がしゃべり終わった時には最初に何を質問したかも忘れて、言い出す言葉が見つからなくなって困ってしまいました。
あるいは、同じことを何度も繰り返す人も、結構多いです。
最初は一生懸命聞くのですが、だんだん集中力が切れてきます。
こういう人はたいがい話が長いので、相当な忍耐力がいります。
声が小さくて、聞き取りにくい人もいます。
聞こえなかったところを想像で補って、意見に同意したつもりで喋ったら、実は反対の結論だったようで、むっとされました。
ここに書いた事例は、相手の話を遮らないで最後まで聞こうとしたために、陥ってしまった失敗です。
いくら話を遮るな、といっても、相手の話をよりきちんと聞くためには、途中で切ってしまうことも必要です。
基本原則と実践は、必ずしも完全に一致しないものです。
この辺りが、コミュニケーションの奥深くも難しいところですね。
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