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2013年4月2日火曜日
感情とモチベーション
前回は燃え尽き症候群について調べてみました。
これは、感情労働により感情を使いすぎて、急にやる気が低下してしまう現象です。
折角意欲を持ってバリバリ働いていた人が、無気力になって休職したりやめたりするのは実に残念ですね。
感情労働や燃え尽き症候群でなくても、高いモチベーションを持って努力している方が、人生は充実して楽しいものです。
そこで、今回のテーマは高いモチベーションを得るための感情の状態について述べていきます。
その前に、そもそもモチベーションとは何かについて。
モチベーションとは、行動を起こすときの心の動き、
と定義すると、世の中には大小様々なモチベーションがありますね。
お腹がすいたときに食事をするモチベーション、
尿意を催してトイレにいくモチベーション、
真理を追究するため山奥で修行に励むモチベーション
世界の平和を守るために街を飛び回りパトロールするモチベーション
・・・
実にさまざまです。
では、このようなモチベーションは何から生まれるのでしょう?
色んな説がありますが、分かりやすいのは欲求からですね。
欲求といえば、マズローの段階要求論が有名です。
人間の欲求は、下位のレベルから順に、
生理的欲求→安全の欲求→親和の欲求→自我の欲求→自己実現の欲求
とあります。
最初に最下位の生理的欲求を持ち、これが満たされるに従って上位の欲求を持っていく、というものです。
しかし、このような欲求はモチベーションの必要条件であっても十分条件ではありません。
お腹がすいて食事する欲求があっても、怖い上司から命令されれば、渋々パトロールに出かけてしまう訳です。
では欲求以外にモチベーションに何が関係する?というと感情ですね。
ただし、感情といってもポジティブな感情、ネガティブな感情、強い感情、弱い感情、色々あります。
一般には、よくポジティブに生きようとか言って、モチベーションを高めるにはポジティブ思考が推奨されているようです。
が、ネガティブ思考のあなたや私でも大丈夫。モチベーションは高まります。
というか、むしろネガティブな感情の方がよりモチベーションが高まる場合が多いです。
例えば、受験勉強するときでも、「高校に受かるとうれしいから勉強する」というよりも、「高校に落ちるのが不安だから勉強する」という気持ちの方が強かったのではないでしょうか?
また、ネガティブな感情も色々ありますが、特に怒りの感情の時にモチベーションと結びつきやすいとされています。
怒りの感情は、自分の得たい状態と現実が異なることから生まれます。
また、怒りは自己主張や競争心と関係しますし、自分に対する自信を併せて持っていることが多いのです。
それに対して、落胆や失望はあきらめですので、こちらはモチベーションにはあまりつながらないようです。
以上は感情の種類ですが、強さも関係します。
感情が強すぎても弱すぎても、モチベーションは高まりません。
強すぎると、そのことにとらわれて、手につかなくなるためです。
逆に、弱すぎると行動しよう!という原動力が生じません。
ただし、感情が弱くても、そのことが日常の中で習慣化してしまえば大丈夫です。
歯磨きとかお風呂に入る、といった行動は、ほとんど感情を伴いませんが、毎日出来てしまいますね。
そういった意味でも、習慣化することは重要です。
以上から、本メルマガではモチベーションを高めるために、
1:熱く冷静に、そして怒りっぽく!
2:毎日こつこつ習慣化
というのを推奨します。
それでは、明日から頑張って怒りましょう!
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